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月桃故事館へ訪問

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台中と台南の間に「月桃故事館」という施設があります。
ここは月桃の製品を作っている施設で、同時に様々な月桃関連の展示があると聞き、今回訪問させて頂きました。

月桃故事館の製品

月桃故事館の設立は、創業者が子供の頃から月桃を切り売りしながら家族を支えていたことが始まりです。その経験から月桃に深い愛情を持つ現会長は、その後も研究や実験を重ね、月桃を中心とした様々な産業を行なってきました。現在の建物は2012年に建設を開始し、2014年から営業を始めています。
日本では月桃の精油のほとんどが葉の蒸留による抽出ですが、こちらの工場では種のみを使うという、とても特殊な製法で仕上げます。大きな機械はオーストリアから特注で製造されたものらしく、工程を聞いてもなかなか理解できるものではありませんでした。

建物を入るとまず天井に書かれているのは、月桃が種から何日で芽が出て、そしてまた種になるまでの成長サイクルです。奥に進むと月桃を学べる教室や、屋上には月桃の庭園、また工場内部もガラス越しで見ることのできる作りになっており、何も知らない方でもその建物を巡るだけで一通りの知識が身に付くなと感じました。
壁面には沢山の月桃紙に書かれた書道作品があり、墨の滲み具合や筆の滑りやすさなど、書道に最適な月桃紙の研究も進められていました。会長の研究心は止まることなく現在も続いています。

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